「えっ、そんなに使ってます?」とこのコーチは答えました。これはこのコーチが多用する接続語を指摘した時の反応です。
今回はこの接続語を少なくして、コーチの話しを聞きやすい話し方に変えた内容についてです。話し方が変わると、同じ内容の話しでも説得力が増したり、聞いてる人の注意を常にこちらに向けることができます。
いちどチェックしてみてください。自分では気づかない言葉の癖が見つかるかもしれません。
かなり前の話しですが、ある人から指摘され自分が多用していた接続語を見直すことができました。すると話し方がすっきりし、口調が穏やかに聞きやすくなったようです。
使ってる接続語は無意識レベル
あてはまるものはありますか?
言葉の癖
このコーチが使う言葉の癖はたくさんあります。その中でも接続後を少なくしたことで、より聞きやすい話し方に変わっていきました。
前回は、普段とコーチング時の言葉を揃えるメリットでした。そして、普段とコーチング時の言葉を揃えた32歳のコーチは、自分のコトバでコーチングができるようになりました。
次は言葉の癖をチェックです。言葉の癖の中でも接続後の使い方は、話しの聞きやすさを大きく改善します。

【コトバコーチング】置き去りのコーチングの言葉
年々キャリアを積み、周囲の評価が高まりはじめた32歳の指導者の話し。試合の結果は出るようになったけど、とにかく人が育たない。本人は「自分のコーチングの何かが原因で、選手の自主性やアイデアを奪っている。だから試合結果は良くても、人が育たない」と分析。 そこで、この悩みを抱える指導者のコーチング...
絶妙な間(ま)に代える
なん度も繰り返し使っていた接続語を、思いきって取っ払っいました。そうすると言葉の間に隙間ができますが、そこは慌てず空白のまま。
すると空白は絶妙な間に代わりはじめ、聞く人の注意は常にコーチへ向けられ、1センテンスのすっきり感が増し、とても聞きやすい話し方に変わりはじめました。
それまでは言おう言おうとして、話す内容を多くの接続語でつないでました。だから聞く人が話しの内容を処理しきれず、コーチの言葉は聞き流されていく状態。
接続語を「間」に代えたことで、すごく聞き良い話し方になりました。
聞きやすい条件
ただ、すっきり感をつくれても、1センテンスにいろんなワードを詰め込むと本末転倒。僕が考える聞きやすいとは、聞く人が頭で処理できる余裕を提供することです。
内容をすっきりクリアに

接続語を無くすことはそんなに簡単ではありません。とりわけ多くの人前で話す時は、準備した内容を出そう出そうとして、え〜とか、ん〜とかの言葉が出ることが多いです。
自分が思う以上に、自分の話しは聞きにくいものです。だから自分の言葉の癖を知り、話し方をリフォームすることで、話す内容がクリアになってきます。そうすれば、聞く人たちにも「聞きやすさ」が生まれ、話しがより伝わるようになるはずです。
すっきり感を出すために接続語と戦うのは、コーチにとってのトレーニングです。ぜひトライしてみてください。
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