「あたりまえ」をひっくり返して、指導のマンネリ化を突破する

「これ、自分もやりたい練習か?」

自分の指導キャリアに刷り込むように繰り返し行っていた、いつもの場所での、いつものルーティン。

ある時、「この練習、意味あるのか?」と自分に問うてみたら、答えに行き詰まった。

「これ、やりたい練習か?」と自分に聞いてみたら、やりたくない練習がすごく多いことに気がついた。

自分の指導が行き詰まった時、疑問に思った時、そんな時は「自分もやりたい練習」をキーワードにすると、意外と簡単に計画がまとまり、シンプルで良いものができあがる。

あと、他の指導者の練習を見る時も、「自分もやりたい練習か?」と考えながら見ると、じつに面白い体験ができるはず。

ただ、それでもアイデアが浮かばず、マンネリ化を突破できないことがある。

そんな時は、いつものルーティンをひっくり返してみてほしい。つまり、練習の最初と最後をひっくり返し、順番を逆さまにするということ。

そうすれば、場の雰囲気は一変し、時に劇的な変化をもたらしてくれる。

練習の順番を逆さまにしてみて、僕が体験したこと。

「よかれと思い繰り返していた、言葉の序列に意味が無くなり、次第に口出しが減りはじめ、練習の密度も強度も飛躍的に変化した」

勇気をもって、いちど自分の指導を見直してみてほしい。一歩下がって自分の指導をちゃんと見てほしい。新しいメソッドを追いかける前に、自分の指導を冷静に評価すれば、いいところも見つかるはず。

指導のマンネリ化をを突破する鍵は、いつもの「あたりまえ」の中に隠されています。

iMA

iMA

コーチ|1972.4.1|幼児からプロ選手約4,000人指導|2019年Asian LABO設立|2022年iMA設立|アイデアをカタチに変える

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