毎日指導して週末はまる1日大忙し。何年やっても評価も給料も上がらず。指導歴5、6年をむかえたあなたはより良い条件を探しはじめていませんか?
休まず、まじめに取り組んでいるだけでは評価は上がりません。だからといって、より良い条件を求め、違う場所に移ったとしても同じことを繰り返すでしょう。
この記事では、評価が高いコーチが持つ3つのポイントについて説明します。それと、給料が上がったコーチと、そうでないコーチのちょっとした違いも書きます。
自分の姿と比較してみてください。あなたの評価を上げるためのヒントは、ここで見つかるはずです。

【3つは】結果・約束・評判
- 結果を出せるコーチ
- 約束を守るコーチ
- 評判がいいコーチ
この3つが揃うコーチは、組織へ高い信頼を与えることができます。なので、評価が上がります。でも多くのコーチは、どれかが抜け落ちています。
たとえば結果を出せて評判がよくても、他人との約束を守れないコーチは、一時的には評価が高くても長続きしないはずです。
この3つは僕が考える、コーチにとっての必須要素です。これら3つの要素を意識して、仕事に取り組んでみてください。
1. 結果を出せるコーチ
周りが求めている結果:試合成績、成長、分析、集客など
2. 約束を守るコーチ
他者と交わした約束:時間、場所、取り引きなど
3. 評判がいいコーチ
周囲からの評価・評判:尊敬、人気、うわさ
コツコツ学べば給料アップにも繋がる
給料が上がらないコーチと、上がるコーチの違い。
左側に該当するコーチは、組織の中では、ほとんど評価されないはずです。少し踏み込んで言うと、左側のコーチの給料が上がる組織は、脆弱な組織の可能性が高いです。つまり、長つづきしにくい組織だと言えるでしょう。
右側のコーチは給料が上がる可能性が高く、しかも大きなチャンスが舞いこむこともあります。言いかえれば、右側に属せない人は、コーチとして大成することは、非常に困難です。
与えるのがコーチの仕事
コーチになりたての時期は、結果に執着することが多いです。じっさい僕がそうでした。得た結果を自慢気に振る舞っていたことがあります。でも、それでは誰も評価してくれません。逆に自分の周りから人が離れていきます。
コーチは誰かと協力し、何かをつくり与える人です。なのでコーチは周りを意識しながらも、人に対して誠意をもって、常に仕事に取りくむ必要があります。この人に対する誠意ある姿勢は、幼児の子へも大人へも変わることはありません。
信頼を上げることに徹する
学歴あるいは選手キャリアは、名前にハクがついても、それだけでは評価を上げることはできません。どれだけ立派な過去があっても、放漫な振る舞いや約束を守れない人には、周りの評価は上がりません。素晴らしい経歴の持ち主でさえ、上手くいかない原因がここにあると僕は思います。
コーチは周囲の信頼とともに仕事をし、何かを与える人です。周囲から得た信頼は、より良い人間関係を生み、あなたの評価を必ず高めてくれます。そのためには3つのポイントがとても重要です。そしてこの3つは他人に尽くしてこそ得られるものです。誠意ある態度と行動が、コーチの評価を高めてくれます。
コーチの評価を上げるためには、残念ですが近道はありません。